軽い運動や自然の中で散歩すると良い理由とは!?
日常的に運動をするなら、負荷の軽いものを選びましょう。
散歩やヨガ、ストレッチなど息の切れない程度で、汗をかいてもじんわり程度の運動は、疲労回復効果も期待できます。
日中に仕事や運動をしたり、紫外線を浴びると、大量の活性酸素と「疲労因子FF」という物質が発生し、これが疲労感をもたらします。
疲労因子FFが生じるとそれに反応して「疲労回復因子FR」が現れ、疲労因子FFを減らすと同時に、酸化ストレスで気づいた細胞を修復していきます。
軽い運動なら疲労因子FFはそれほど増えず、疲労回復因子FRの働きが優位となって細胞の修復が進み、結果的に疲れがとれていきます。
ところが、ハードな運動をした場合は、疲労因子FFが増え続け、回復が追いつきません。
疲労回復因子FRは、疲労因子FFとセットで現れることが多いため、軽い運動をすれば、徐々に疲れにくい体になっていくとも考えられます。
軽い運動でも飽きを感じたら疲れのサインです。決して無理をせず、飽きたらやめましょう。
運動は、ジムで走る必要はありません。
お風呂を洗う、掃除機をかける、洗濯物を干すなど、家の掃除や家事は継続して日常的にできる運動です。
きっちりやれば、汗もかきますし、かなりの運動量になります。
疲れを押して遠くの高原や森林、そして温泉に出かけなくても、近所の公園や緑道、川べりなど、自然のゆらぎを感じる場所を散歩するだけで、十分疲労回復効果が得られます。
豊かな自然環境には、疲れをやわらげるさまざまなリラックス効果があります。
脳疲労を軽減する効果があると証明されているのが、風や光、川のせせらぎなどの自然環境のゆらぎです。
人間の体にも体温や呼吸などでゆらぎのリズムがあり、自然環境のゆらぎと共鳴することで心地よさを感じてリラックスします。
リラックスすると、心身を休息モードにする副交感神経が優位になってストレスや疲労が軽減されていきます。
また、オフィスや家で、窓を開けて風を入れることでも、ゆらぎを取り入れることができます。