食べ過ぎ・飲みすぎがダメな理由とは!?
疲れた時は、にんにく料理や焼き肉、うなぎといったスタミナ料理をたくさん食べる!といった人も多いと思います。
しかし、こってりとした料理は消化・吸収するのも大変です。
胃腸にとって大変なことは、コントロールする自律神経にとっても大きな負担がかかり、かえって疲れが溜まってしまいます。
疲れているときは、消化のいいものを食べて、胃腸を休ませるほうが効果的です。
夏バテに、脂肪分が多いうなぎを食べることは、胃腸に負担がかかるため、実は間違いなのです。
自律神経は、調整するだけでなく、体に負担が大きいときは危険信号を発します。
食べ過ぎ、飲みすぎのときに自律神経が発する信号が、「胃もたれ」です。
胃が大変ということは、消化をコントロールする自律神経も負担が増加し、疲労感が大きくなってしまいます。
なので、ウコンドリンクを飲んでまで、もう一軒行ったりするのは、自律神経にとっては自殺行為に等しいのです。
胃もたれは「これ以上、食べるな!」のサインと気付きましょう。
寝酒は、お酒の力で寝たつもりでも、それはただ「酔っ払い倒れこんでいる」ようなものです。
麻酔で眠っているような状態なので眠りが浅くなり、翌朝に疲れが残ってしまいます。
就寝中には、アルコールが分解されるときに交感神経が刺激されて覚醒し、途中で目が覚めてしまうこともあります。
そのまま眠れなくなるということも多いため、ますます疲れがたまるという悪循環になってしまいます。
お酒を飲むなら、寝る直前ではなく、3〜4時間前までくらいにしましょう。
ほろ酔い程度ならリラックスできるので、お酒にも疲労回復効果が期待できます。
クエン酸効果が期待できる梅干しやレモンの入ったお酒1杯か、ポリフェノールが豊富な赤ワインを小さなグラスに2杯程度にとどめておくと、リラックス効果と抗酸化作用で疲れがやわらぐことが期待できます。
栄養ドリンクも疲れたときに飲んでいる人も多いと思いますが、疲れをとる効果はそこまでありません。
配合されているタウリン、アミノ酸、ビタミンなどに疲労回復効果あると言い立てられますが、臨床試験によって実証されたものではありません。
飲むとスッキリするように感じるのは、わずかに含まれるカフェインやアルコールのせいで、眠気が覚めて気分が高揚するからです。
一時的に、疲れをごまかしているだけで、根本的に疲れがとれるわけではありません。