酸っぱいものや鶏むね肉を食べると疲労が回復する理由とは!?
疲れた時は、酸っぱいもの!というのは間違っていません。
レモンに含まれるクエン酸には、次のことがわかっています。
@疲労をやわらげる
Aさわやかな香りで疲れ軽減
B体内時計を正す作用
体には栄養をエネルギーに変化する回路があり、クエン酸はそのスピードを上げて、エネルギーをより早くたくさん生み出せるように働きます。
エネルギーが増えることよって、疲れが回復するのです。
クエン酸の1日に必要な量は、2700mgで、レモンなら2個分です。
紅茶にミルクではなく、レモン。お茶漬けに、梅干しをのせるなど、なるべく酸っぱいものを選ぶようにすると、疲労感も変わってきます。
クエン酸は、レモン、ライム、パッションフルーツ、夏ミカン、グレープフルーツ、オレンジ、イチゴ、梅干し、黒酢などに豊富に含まれています。
その他、杏子や黒酢ドリンクも効果的です。
「渡り鳥がなぜ何千キロも休まずに飛び続けることができるのか」という研究から発見されたのが、イミダペプチドという成分です。
鶏むね肉はこのイミダペプチドが最も多く含まれている食材なのです。
100g(生)あたり平均して1223mgものイミダペプチドが含まれています。
最近では、コンビニでもサラダチキンとして売られ、すぐに食べることができます。
イミダペプチドには、次の3つの効果があります。
@細胞の酸化を抑える「抗酸化作用」
A作業効率の低下を抑える「疲労回復」
B疲れ具合を軽くする「疲労感の軽減」
また、イミダペプチドは疲れた脳に直接効くこともわかっています。
イミダペプチドは、鶏むね肉のほかに、マグロやカツオのような大型の回遊魚や豚ロース肉にも含まれています。
イミダペプチドは、動物の最も酷使する部分に多く含まれているので、マグロやカツオは、泳ぐときに最もよく動かす尾ひれに近い筋肉の部分に多いのです。
疲れを軽減するために必要なイミダペプチドの摂取量は、1日200mgです。
鶏むね肉なら100g、カツオなら150g、マグロなら160g、豚ロース肉なら130gです。
1種類だと飽きてしまうので、食材を組み合わせて摂取しましょう。