疲労回復の入浴法とは!?
熱いお湯に肩までつかる全身浴は、刺激が強くて交感神経が優位になってしまいます。
また、上がり過ぎた体温や心拍を調整するため、自律神経が疲労してしまいます。
疲労回復と安眠につながるのは、38〜40度のお湯に、みぞおちまでつかる半身浴が良いです。
ぬるめの温度で下半身を温めると副交感神経が優位になり、体は眠る準備を整えます。
半身浴でも長湯すると、自律神経に負担がかかってしまいます。
また、長くお風呂に入ると肌がだんだんふやけてシワシワになってきます。すると、一時的に肌のバリア機能が低下し、肌のうるおいを奪い、乾燥が進みやすくなります。
お湯につかる時間は10分〜15分を目安に、汗が出る頃には湯から上がりましょう。
また、サウナと水風呂を繰り返し入るのは、体温や血圧が激しく変動し、自律神経に強いストレスを与える危険な入浴法です。
1日の目の疲れをとるには、38〜40度のお湯に15分つかりながらホットタオルを目に当て、上から目のまわりを指で軽く押します。
ホットタオルの代わりに、目のまわりに熱めの42℃のシャワーをさっと当ててもよいです。
ある実験では、目の疲れで一時的に下がった視力が熱めのシャワーで回復したという結果も出ています。
本来はリラックスして副交感神経が優位になる入浴タイムにスマホを見ると、交感神経が活発に働き、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると血流が悪化し、肌荒れやくすみの原因にもつながります。
人は、深い眠りに入る際に深部体温を下げて代謝を抑えます。
入浴すると体温が一時的に上がりますが、その後は体温が下がるため、安眠に効果的です。
お風呂に入るタイミングは、寝る1〜2時間前が理想的です。
上昇した体温が、寝るころには下がり始め、深い眠りに誘います。