食物繊維で腸内環境改善!
病気を寄せつけない体とは血液がキレイで、流れも良い体ともいえます。
実は、腸は血液の質が作られる大切な臓器なのです。
腸が健全であれば、血液は栄養や酸素をくまなく全身に運び続けます。
しかし、いったん血液が汚れて流れにくくなると、全身の細胞から酸素や栄養が減っていき、体の免疫力が低下します。
汚れた血液が引き起こす病気には、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病があります。
「腸活」で腸を整えれば、人生を健康に過ごすことができ、あなたの人生は変わるかもしれません。
一日に何グラムの食物繊維を摂ればいいのでしょう!?
実は、個人に合わせた1日に必要な食物繊維量(g)は、厚生労働省より食事摂取基準量として出されています。
食物繊維の1日に必要な摂取量は「性別、年齢」で一人ひとりの目標量が決まっています。
基準量を次表にまとめたので、ご確認ください。
【食物繊維の食事摂取基準量(g/日) 】
年齢/性別 | 男性の目標量 | 女性の目標量 |
---|---|---|
12〜14 (歳) |
17g以上 | 17g以上 |
15〜17 (歳) |
19g以上 | 18g以上 |
18〜29 (歳) |
21g以上 | 18g以上 |
30〜49 (歳) |
21g以上 | 18g以上 |
50〜64 (歳) |
21g以上 | 18g以上 |
65〜74 (歳) |
20g以上 | 17g以上 |
75 以上 (歳) |
20g以上 | 17g以上 |
参照元:厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)
食物繊維の1日の摂取目標量は、およそ男性で21g以上、女性で18g以上ですが、12〜15gしか摂れていないというデータが出ています。
食物繊維は、ダイエットの強い味方といえます。
食物繊維は胃や小腸で吸収されにくく、低カロリーです。
また、胃や腸にやってきた食物繊維は、水分を吸収、膨張します。
これにより満腹感が得られると同時に胃腸内の働きが活発化します。
大腸に到達した食物繊維は腸内の環境を整えつつ、腸内に残る発ガン物質など有害物質を吸着しながら、スムーズな排便を促します。
腸内には善玉菌と悪玉菌が群生しており、善玉菌のほうが多いとおなかの調子はすっきり快調、悪玉菌が多いと便秘や下痢に繋がります。
食物繊維は、善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やしてくれます。
次に、食物繊維を多く含む、おすすめ食材を紹介します。
【食物繊維を多く含む食材一覧】
主食 | 五穀米、雑穀米、ライ麦、全粒粉、そば |
---|---|
大豆、豆類 | 大豆、あずき、おから、納豆、アーモンド、ナッツ |
海藻類 | 海苔、昆布、天草、ひじき、わかめ |
きのこ | しいたけ、まいたけ、きくらげ |
野菜類 | オクラ、キャベツ、ごぼう、えだまめ、そらまめ、とうもろこし |
きのこ類、豆類、穀類、海藻類など食物繊維を多く含む食材を、意識して摂るようにしましょう。